切り花をかざると部屋が華やかになりますが、日持ちがしないのが残念なところです。
我が家の仏だんの花も週に一度、買い換えるのが普通でした。毎日花びんの水をかえていても、茎がヌルヌルになって、水もニオってきますよね (´;ω;`)ウゥゥ
ところが、家内が口コミで聞いて買ってきた「キープフラワー」を使い始めると、3週間ほどきれいな花を見せてくれました!しかも、小さいつぼみだった菊が、大輪の花を咲かせてくれたのです。
しかも、水だけのときには水をとりかえてもいやなニオイがしてくるのですが、まったくそれがありません。これが一番ありがたい!さすが、50年のベストセラー商品ですね。
花が長持ちすること、水が臭わなくなったことで、今まで知らなかったのがもったいなかったなぁ、と感じました。
この記事では「キープフラワー」とはどういうものか、どういう効果があったのか、ご紹介します。
「キープフラワー」は切り花栄養剤です
「キープフラワー」は、フジ日本精糖株式会社が1972年に発売した切り花用栄養剤です。お花屋さんでサービスで付けてもらって、見たことがある方も多いと思います。
使い方は、50倍に薄めた溶液をつくるだけ!キャップの内側に10mlの目印があるので、空いたペットボトルに作り置きしておくと便利です。
花瓶に満たし、減ってきたらつぎ足します。水がにごってきたら、いったん全部取りかえます。私の場合、全部取りかえるのは1週間~10日に1度くらいでした。
溶液を全部取りかえるときに、一緒に茎を切ってあげるといいですね。
「キープフラワー」の効果を体感
仏花を購入してから、取りかえるまでを撮影してみました。この時は次に購入するまで19日経ちましたが、菊の花はまだしおれてはいないレベルです。
1日目:小さなつぼみだった菊の花は、1週間もすると花開いてきました。
9日目:しっかりとした花になり、12日目にはどっしりとした花の形になりました。
この間は、水が減ってきたら50倍の溶液を足してあげます。10日ほどたったとき、水がにごってきたので全部とりかえました。でもにごっている水ですら、臭わないのがスゴイ!
その時に、茎も短く切りましたが、ヌルヌルしてはいないので、雑菌の繁殖が抑えられているのだと感じました。
19日目に花は完全に開ききっていましたが、黄ばんで枯れているような気配はまだありません。
「キープフラワー」の成分と長持ちする理由
切花が長持ちしない理由は、根が切り離されていることにあります。
根から切り離された切花は、バクテリアの侵入を防げません。そのため花瓶の水が汚れていると水の通る管(導管)にバクテリアが詰まってしまい、十分に水分を吸収出来ず、やがて枯れてしまいます。
また、花瓶の中の水には、成長に必要な栄養分が無いので、栄養不足な状態になります。花びんの中のバクテリアの繁殖を抑え、切花に必要な栄養を補給します。
メーカーHP
キープ・フラワーは、毎日の花びんの水替えの煩わしさを避け、花の美しさを最大限に引き出し長持ちさせることが出来ます。
メーカーのHPに解説されていますが、大きくは二つです。
- バクテリアの繁殖を抑えて茎の導管がつまらず、水の吸い上げを妨げない
- 栄養成分を含む水をしっかり補給できる
これで切り花が長く楽しめるんですね。
「キープフラワー」のラインナップ
いろいろなサイズが発売されています。ちいさな小袋は、花を買ったときなどにサービスでもらった方も多いのではないでしょうか。
私は500mlを購入しましたが、仏花とたまに生花をいただいたりするくらいなので1年程度もちました。比べると小袋がリーズナブルですが、ごみが多く出そうです。お花を飾る習慣がある方は、思い切って2Lを購入してもいいかもしれません。
キープフラワーまとめ
小さかった菊のつぼみが、大きな花を咲かせていくさまはある意味感動します。水だけの時はありえなかったです。
バラやカーネーションは、少し濃い目にするとより良いそうです。(キープフラワー10mlに対し、バラ:水400ml、カーネーション:300ml)
使い始めて何よりうれしいのは、花瓶の水が臭くならない事です。ニオイがすると取りかえるときに、なんともいえぬ気分になりますよね。しかも、雑菌が増えないからなのでしょうか、茎がヌルヌルしないのでありがたいです。
暖かくなる季節は特に期待できそうです。
花を買い換えるサイクルが長くなると、財布にやさしいばかりでなく、元気に咲いている時間が増えるのですから、花にとっても幸せなのではないでしょうか。
「キープフラワー」 花のある暮らしを送っている方におススメです。
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